idiom を考える

ブログ仲間であるSalah.さんが、最近idiomについての記事を書いていたので、便乗して私もidiomについて書いてみようと思います。

イディオム??英語によくあるやつでしょ。数が多すぎるし意味わからん(`・ω・´)

という方も多いかもしれませんね。

私は結構idiomは好きですので、そのことについて書きます。



ただその前にまず、

idiom って何?

という方もいるかもしれませんので、一応さらっと説明します。

idiom = 単語そのままの意味ではなくて、グループになって新しい意味を表すフレーズ

です。

日本語だと、慣用句やことわざみたいなものですね。




私が英語のidiomでパッと思い出せるものといえば、

back to square one
「振り出しに戻る」「最初に戻る」

とかですかね。

何かの計画を綿密に立てていた時なんかに、その計画の前提条件が崩れて最初から計画を立て直さなければいけない、そんな状況になったら

Now we are back to square one!
またはじめからだよ!

と言うことができます。



この back to square one は、スゴロクが語源と言われています。

スゴロクの盤面に「はじめに戻る」っていうコマがありますよね?

square one は、「最初のコマ」という意味なんですね。

そこに戻るという言い方なので、back to square one が「振り出しに戻る」という意味になるわけです。
(back to square one の語源については他の説もありますが、自分はこれが一番わかりやすかったです)

そういえば、日本語の「振り出しに戻る」という表現も、スゴロクから来てますね。


まあそれはともかく、back to square one はidiomのひとつというわけです。


もともとは別の意味で使われていたものが、別の状況に当てはめて使われるパターンのidiomというのは結構ありそうです。
(上の例では、スゴロクで使われていた言葉が人生の色々な場面で使われるようになる)



日本語でも、こういうidiomというか、慣用句は色々あると思います。

見方を変えると、この言葉の使い方は比喩でもありますね。

比喩の中でも特に一般的に使われているフレーズがidiom (の一種)ということでしょう。

このブログを読んで下さっている皆さんは、TOEICに詳しい方が多いと思うのですが、

この前のTOEICどうだった?

う~ん、10問くらい塗り絵しちゃった。


とかやりますよね。


この「塗り絵」という表現は、比喩ですよね。

本物の塗り絵は、白抜きされた絵に色鉛筆で色を塗っていく遊びのことですが、

問題を解く時間がない時に、マークシートの解答欄を勘でとりあえず塗る様子、

これが塗り絵をしている様子に似ているから、「塗り絵をする」という表現を使います。


さてさて、では

「塗り絵をする」という表現は、idiom(慣用句)か?

というと、どうなんでしょう。

TOEIC受験者(ほかの試験の受験者も?)の間では普通に使われる言葉ですが、マークシート式テストを受験しない方にとってはよくわからない表現かもしれません。

この「塗り絵をする」という表現を、日本語話者の何割の人が理解できるか、私にはよくわかりません。

もしかしたら「塗り絵をする」という表現がいつか「慣用句辞典」的なものに掲載される日もくるかもしれません。




こう考えてみると、私たちが生きている間に、色々なidiomがどんどん作られていることに気づき、興味深いです。


例えば、

草が生える

っていう言い方、ご存じですかね?


これは、「笑える」という意味です。


ネット上のスラングですが、例えばtwitterとかで「自分はこれ面白いと思う」と言いたいときに、

(笑)

ってつけますよね。

最近は「わらいwarai」の最初のローマ字だけで、 w ってやったりしますよね。



ちょっと前は

なにそれ(笑)

だったのが、最近は

なにそれwww

なんてやったりします。



このwを連続した時の見た目が、草が生えているように見えるんですよね。

だから、

なにそれ、草生えるwww

とか言ったりします。




この「草が生える」という表現、今のところ日常会話で聞いたことがないのですが、

今の若い人たちが30代40代くらいになってくると、

普通に会話の中で使われるという未来もありうる


わけです。





100年後くらいにはその使用がもう完璧に定着しているかもしれません。



「部長、昨日の○○社との会議なんですが、私のプレゼンうまくいきました!」

「そうか!よくやった!」

「部長に教えて頂いたジョークのおかげです!おかげで先方の皆さん、完全に草が生えていました!!」


なんて会話が社内で行われてたりするんです。



ベストセラーの実用書の題名も、

「プレゼンで聴衆に草を生やす7つの方法」

とかなってたりするんですよ。




しかも、さらにそこから時が経って、2500年くらいになると、もはや語源とか完全に忘れられてるんです。

もう、「草が生える」=「笑う」という意味になっています。


ややこしいことに、2500年代には「草」というものを知っている人がいないんです。

科学の進歩で、人間は火星に移住したのですが、火星には草なんてないわけです。


だから、

草って何?

みたいな感じなわけです。


で、言語学者が2000年代の文献を発見して、

そうか!
「草が生える」という表現は、昔我々の祖先が住んでいた地球という星の、植物という緑色の生き物が生える様子が、wwwwに似ているからなんだな!
wwwwは『笑う』の最初のアルファベットか!
大発見だ!!!


とか言い出すわけです。






とまあ、これは今私たちが使っているidiomとは呼べないものが今後idiomになる可能性もあるというくだらない妄想ですが、

多分idiomって、みんなこんな過程でできてると思うんですよ(笑)




idiomって、ぱっと言葉通りに取るとわけがわからない

のですが、

語源をたどってみると結構面白い

です。


英語のidiom、数がたくさんあって大変だな~と思う方は、語源とかいろいろ調べてみると面白いので楽しく学習できますよ(^^)




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テーマ : 英語・英会話学習
ジャンル : 学校・教育

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No title

Bull さん
相変わらずの力作!笑
なんとなく Idiom は語源が好きでおもしろいなぁって思ってただけだったけどこれ聞くと歴史や文化や時代背景や、いろいろ複雑に絡み合ってる感じで Idiom ってやっぱすごいじゃんって思いました。笑
深いですね!さすが Bull さん読者に夢を与えてしまう。笑
Thank you!

Re: No title

>>Salah.さん

ありがとうございます\(^o^)/

確かに、そういわれてみると、言語を学びながら歴史を学ぶことは多いですね!

関係ないですが最近ギリシア神話がちょっと面白いかもと思い始めました。
ヘラクレスの話とか。
名前は知ってるけどどんな人かは知らない、みたいなことが多いので、世界史つながりでギリシア神話も勉強、というかユーチューブとかで見てます(笑)

No title

この変態チックな妄想力はもはや天才と言わざるをえない・・・。

Re: No title

>>aisleさん

そう、この天才チックな妄想力はもはや変態と言わざるをえないですね・・・。

No title

この変態天才チックな返しがGod Bullたる所以\(^o^)/

Re: No title

>>aisleさん

\(^o^)/

No title

うーん、
確かにすごい力作ですね
感動

勉強になりました。Merci Monsieur
idiomについて
これシリーズになりませんか?
それも、目一杯変態チックで
kinkyにwwwww

Re: No title

>>siobhanさん

ぎゃー!siobhanさんが草を生やしてしまった(゚Д゚;)
お付き合いありがとうございますwww

シリーズって、日本語のほうですか?(笑)
イディオムについてはまた書くと思います(^^)/
ありがとうございます!


プロフィール

Jet Bull

Author:Jet Bull
TOEICは満点ですが、まだまだ英語学習は続けています。
このブログは現在、主にTOEICの受験の感想をアップしています。


自分自身の学習を継続しながら、名古屋(金山駅付近)にてTOEICスクールも運営しています。
学校ホームページ
学校ブログ

最近は付和雷同。英語講師迷走日記。というブログに、英語講師として(主に英語講師の方向けに)記事を書いています。


↑監修させて頂いた「プライム模試」


↑監修させて頂いた通称「だけ問L」


↑執筆協力させて頂いた通称「澤トレ」


↑こっそ~り執筆協力

現在C2プロジェクトに参加中。

過去のTOEICなどの成績↓
【TOEIC公開テスト】
2009/03 965(L485 R480)
2010/01 965(L480 R485)
2010/10 990
2011/01 990
2011/06 990
2011/07 990
2012/01 990
2012/07 990
2012/10 980(L490 R490)
2012/11 990
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2013/03 985(L495 R490)
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2017/03 990 アビメ100%
2017/04 990
2017/05 990
2017/06 990
2017/07 990


(以下は認定証紛失し、捜索中)
2002年頃 330
2005年頃 455
2007/03 730
2008/03 730
2009/01 965

【TOEIC SWテスト】
2012/03 S170 W200
2012/09 S180 W190
2012/11 S180 W190
2013/02 S190 W180
2013/04 S190 W190
2013/08 S200 W190

(認定証紛失分、捜索中)
2010/08 S140 W180(うろ覚え)

【TOEFL iBT】
2014/06 109
2014/07 101

【英検】
2010/3 1級及び準1級合格
2015/1 1級及び準1級合格
2015/2 1級2次不合格(55)
2015/3 1級1次合格 2次辞退
2016/1 1級1次合格 2次辞退
2016/2 1級合格

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