『どうやって英語を聞いてるんですか?』

『どうやって英語を聞けば理解できるんだろう?』

英語学習をしていると、こういう疑問を持つことがあります。
TOEICで高得点を取る人達は、『どうやって』英語を聞いているのだろう、と。
TOEICというのは、分かりやすいので例を出しているだけです。
「英語ができる人達は」と言い換えてもいいかもしれません。

英語ができる人達も自分も、全く同じ音声を聞いているわけだし、自分だけ耳が悪いとも思えない。
だから、英語を聞いて理解できる人達は、何か重要なポイントに集中して聞いているに違いない。
そのポイントを知れば、自分も聞こえるようになるはずだ。
自分が英語を聞いて理解できないのは、その『方法』を知らないからだ。

そんな風に考えたことはありませんか?

私が色々な方(特に英語初学者の方)と話していると、こう考えている方が多いことに気づきます。
実際、私もそう考えていた時期があります。
結論から言うと、そんな『方法』はありません。

TOEICのリスニングセクションで満点を取っている方が回りにいたら、是非聞いてみてください。
「リスニングを理解するために、どうやって聞いているのですか?」って。
ほとんどの方がこの質問には答えられないはずです。

リスニングができる人達は、『英語が聞こえちゃう』からです。

私もそうです。
「どうやって英語を聞いてるんですか?」
と聞かれたら、
「どうやってって・・・。いや、普通に聞いてたら理解できちゃうんです」
と答えます。

このブログ読者の方で、リスニングができる方は、同じ答えになるのではないでしょうか。
自分は特別な聞き方をしている!という方はいないのではないかと思います。

今日の話は、TOEICなどの試験の、問題の解き方とは別の話です。
例えば、TOEICのリスニングセクションに取り組むにあたっての『方法』はあります。

例をひとつ挙げます。
TOEICのPart 3で、
What does the man ask the woman to do?
(男性は女性に何をするよう頼んだでしょう)
という問題を解く場合、知っておくとよいことがあります。
それは、リスニングの途中で依頼のフレーズが聞こえてくるだろうと予想しておくことです。
Please ~
Can you ~
Could you ~
Will you ~
Would you ~
Do you mind ~
Would you mind ~
I would appreciate it if you ~
このような依頼フレーズです。
こういったフレーズを意識しておくと、確かに問題は解きやすくなります。
依頼フレーズが聞こえた瞬間に「ここが答えだ!」と分かりますからね。
これは問題を解く『方法』のひとつですね。
(もしこの方法を知らなかった方は、意識してみると問題が解きやすくなると思います)

さて、これは英語が聞けるようになる方法なのかと考えてみると、少し違うと思います。
上のように、「Aタイプの問題を解くときはBを意識して聞く」ということを知っておくのは大事ですが、「この方法を知っていると英語が理解できるようになる」わけではありません。

「英語を聞いて理解できる人」は、上のような方法も意識的か無意識的か使っているかもしれませんが、リスニングをしていれば「言っていることの意味が自然にわかる」んです。
私もそうで、英語を聞くときに何か特別な方法を使って聞いているわけではありません。
集中するぞ~、頑張るぞ~、って思っているだけです。集中して聞いていれば、自然に意味が分かります。

なぜ自然に意味が理解できるかというと、これまでに大量の英語を聞いた経験が既にあって、英語のリスニング力がそこそこあるからです。

ここまでの説明がしっくりこないという方は、日本語の場合で考えてみると分かりやすいかもしれません。

「日本語を聞くときに、どうやって聞いていますか?」と自分に問いかけてみてください。
特に特別な方法を使って聞いている方はいないですよね?
日本語を聞いていれば、自然に意味が入ってくると思います。
英語を聞いて理解できる人たちは、その状態でリスニングをしている、ということです。
もちろん、母語である日本語ほどの精度で英語を聞ける人は、ほとんどいないとは思います。
でも、それに近い状態になっていることが、「英語が聞ける」ということだと思います。

英語を聞いて意味を理解できるかどうかの違いは、『聞き方』や『方法』の違いではない。

『どうやって英語を聞けば理解できるんですか?』
このタイプの質問をされたら、最近こうやって答えることにしています。
「どうやって聞けば、というのは特に意識していません。だって私は『英語を聞いてれば自然に意味が取れちゃいます』から。その代わり、英語を聞いて理解する力を身につけられるようにたくさんトレーニングをしています。トレーニングの方法であればいくつか答えられますよ」

なんとなく、『どうやって英語を聞けば理解できるのか』という疑問を持ったときに「英語を聞く(理解する)力を身につける方法」と「こうすれば英語が聞ける(理解できる)という方法(そんな方法はないけど)」の違いを意識していない方って結構多いんだな~と最近よく感じるので、こんな記事を書いてみました。

このブログの読者の方は、どちらかというと「どうやって聞いてるんですか?」と質問される側になることの方が多いかもしれませんね。


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Jet Bull

Author:Jet Bull
TOEICは満点ですが、まだまだ英語学習は続けています。
このブログは現在、主にTOEICの受験の感想をアップしています。


自分自身の学習を継続しながら、名古屋(金山駅付近)にてTOEICスクールも運営しています。
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最近は付和雷同。英語講師迷走日記。というブログに、英語講師として(主に英語講師の方向けに)記事を書いています。


↑監修させて頂いた「プライム模試」


↑監修させて頂いた通称「だけ問L」


↑執筆協力させて頂いた通称「澤トレ」


↑こっそ~り執筆協力

現在C2プロジェクトに参加中。

過去のTOEICなどの成績↓
【TOEIC公開テスト】
2009/03 965(L485 R480)
2010/01 965(L480 R485)
2010/10 990
2011/01 990
2011/06 990
2011/07 990
2012/01 990
2012/07 990
2012/10 980(L490 R490)
2012/11 990
2013/01 985(L495 R490)
2013/03 985(L495 R490)
2013/04 985(L495 R490)
2013/05 990
2013/06 990
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2013/11 990
2014/01 990!全問正解!
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2014/05 990!全問正解!
2014/06 990!全問正解!
2014/07 990 アビメ100%
2014/09 990 アビメ100%
2014/10 990
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2014/12 990 アビメ100%
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2015/10 990
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2015/12 990 アビメ100%
2016/01 990
2016/03 990 アビメ100%
2016/04 990
2016/05 990 アビメ100%
2016/06 990
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2016/11 990 アビメ100%
2016/12 990
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2017/03 990 アビメ100%
2017/04 990
2017/05 990
2017/06 990
2017/07 990


(以下は認定証紛失し、捜索中)
2002年頃 330
2005年頃 455
2007/03 730
2008/03 730
2009/01 965

【TOEIC SWテスト】
2012/03 S170 W200
2012/09 S180 W190
2012/11 S180 W190
2013/02 S190 W180
2013/04 S190 W190
2013/08 S200 W190

(認定証紛失分、捜索中)
2010/08 S140 W180(うろ覚え)

【TOEFL iBT】
2014/06 109
2014/07 101

【英検】
2010/3 1級及び準1級合格
2015/1 1級及び準1級合格
2015/2 1級2次不合格(55)
2015/3 1級1次合格 2次辞退
2016/1 1級1次合格 2次辞退
2016/2 1級合格

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